自動旋盤を長期間停止させる時には、バッテリー交換を。
こんにちは、筆者のビルケンです。見つけてくださりありがとうございます。
今回は長期間の休業明けに起きやすいトラブルと対策を紹介していきます。
自動旋盤以外の工作機械にも当てはまることはあると思います。
9月にも大型連休があります。トラブルは最小限に抑えるよう努めていきましょう。
目次
長期間停止させる時には、バッテリー交換を
停止期間が長くなるほど、再起動時にトラブルが起きる可能性は高まります。典型的なのは、原点が飛んでしまい復帰できないケース。再稼働を大きく遅らせ、現場の負担につながります。繁忙期直前の再起動でこれが起きると、スケジュールが崩れることもあります。
シチズンマシナリー㈱ 様アルカートマガジンでも「連休の前にバッテリー交換を!」と警鐘されています。バッテリーの交換方法が紹介されていました。
弊社製CNC旋盤に搭載している各種バッテリーは、1年ごとの交換を推奨します。機械を長期間停止する時には、特にバッテリーの消耗にご注意ください。電源再投入時に「電圧低下」や「移設検知」のアラームが発生し、機械起動に手間取るケースが多発しています。
摺動面油ポンプの動作もチェック
さらに、電源を入れていない期間は摺動面油ポンプ(スライド部潤滑油ポンプ)も動きません。
自動旋盤の潤滑方式では停止期間が長いほど油膜が痩せていきます。
潤滑油の入手が以前よりも困難になっています。そのため、こまめに機械の電源を落としていただいている自動旋盤ユーザーの方もいらっしゃるとお聞きしています。そういった時でも始動時、動作しているか確認が必要ですね。
長期間、機械を停止後に始動させるときには手動にて潤滑油を行き渡らせる必要があるといわれています。こちらも各種メーカーの取扱説明書をよく読み、確認・作業する必要があります。

取説は長寿命化のための最適解
こうしたトラブルを防ぐために、メーカーは取扱説明書の中で「長期停止時の注意」を細かく記載しています。取説を読み直すだけで、再稼働時のトラブルを大幅に減らすことができます。長く安定して加工する工夫の1つでもあります。
我々が取扱う金属加工油でも取説のような役割を持った文書があります。それはSDS(安全データシート)です。SDSにはどんな危険有害性があるか、適切な取り扱い方法に関する情報などが記載されています。PRTR制度の届出やリスクアセスメントには必須の文書でもあります。
(お手持ちのSDSが最新版かは都度、確認が必要です)
なかには錆取り剤や中和剤、防錆剤には取扱説明書が付属されている場合もあります。まずは取説に従うことで安全に作業できると思います。
最後に
最後に、自動旋盤加工時のトラブルは多種多様です。だからこそ、 未然に防げるトラブルは防いでいきましょう。 そのためのヒントは、取説・SDSに書かれています。また我々の商品をご使用いただいていなくてもトラブルシューティングのサポートさせていただきます。
休業明けのイメージをしながら準備することも必要です。暑さが増していきますので、自分の体調も気に掛けながら夏を制しましょう。